2月
22SAT
環境保全と両立する防災・減災
災害対策のためには自然環境の破壊は受忍せよ、という命題に対して、防災・減災を求めながら同時に、生物多様性の仕組みを埋め込む理論的意味について、多様性戦略を練る涌井雅之さんから語ってもらいます。リンゴ型社会からブドウ型社会へ。その実践の姿が兵庫県豊岡市に見られます。氾濫をもたらす河川は、一面では豊かな生き物の宝庫であり、コウノトリはその象徴です。その蘇りを見守り続けてきた当事者である中貝宗治市長の実践は、感動的物語でもあります。受講生の皆さんと共有し、コウノトリが関西、日本全域で飛び回る日本を取り戻す方策について、語りあいます。
講師
涌井 雅之(東京都市大学教授)
中貝 宗治(豊岡市長)
嘉田 由紀子 塾長 (滋賀県知事)