1950年、神奈川県生まれ。お茶の水女子大学卒業、同大学院修士課程修了、東京都立大学大学院博士課程修了。学術博士(お茶の水女子大学)。
専門は、発達心理学・ジェンダー論。恵泉女学園大学教授、子育てひろば(あい・ぽーと)施設長。東京都知事参与(1997-1999年)、文部科学省「今後の家庭教育支援の充実についての墾談会」座長、厚生労働省「社会保障審議会児童部会」委員、内閣府「少子化社会対策大綱検討会」委員などを歴任。
1970年代初頭のコインロッカー・ベビー事件を契機に、母親の育児ストレスや育児不安の研究に取り組む。2003年よりNPO法人あい・ぽーとステーション代表として、また子育てひろば<あい・ぽーと>の施設長として、社会や地域の皆で子育てを支える活動にも従事。
主な社会的活動
(厚生労働省)社会保障審議会委員・同児童部会会長
(文部科学省)中央教育審議会委員・同生涯学習分科会会長
(内閣府) 男女共同参画推進連携会議議員 子ども子育て新システム幼保一体化WT座長
担当講義
平成24年度
第三回講義(06月23日開講)「これからの子育て」
著書/論文/寄稿
大日向雅美『母性の研究--その形成と変容の過程:伝統的母性観への反証』(川島書店、1988年)
大日向雅美『子育てと出会うとき(NHKブックス)』(日本放送出版協会、1999年)
大日向雅美『母性愛神話の罠』(日本評論社、2000年)
大日向雅美『子育てママのSOS--育児をしなくとも「父」という「夫」にわかって欲しい』(法研、2000年)
大日向雅美『母性愛神話とのたたかい』(草土文化、2002年)
大日向雅美『メディアにひそむ母性愛神話』(草土文化、2003年)
大日向雅美『「子育て支援が親をダメにする」なんて言わせない』(岩波書店、2005年)
大日向雅美『子育てがつらくなったとき読む本―悩めるママとの対話から』(PHPエディターズグループ、2001年)
大日向雅美(監修)『子どもを愛せなくなる母親の心がわかる本』(講談社、2007年)
大日向雅美(監修)『地域の子育て環境づくり(子育て支援シリーズ3)』(ぎょうせい、2008年)
大日向雅美(監修)『悩めるママに贈る心のヒント―子育ての本音スケッチ』(NHK出版、2012年)