大正13年、京都市生まれ。昭和20年、京都大学理学部在学中に堀場無線研究所を創業。学生ベンチャーの草分けと呼ばれる。国産初のガラス電極式pHメーターの開発に成功し、昭和28年、堀場製作所を設立する。社員に博士号の取得を推奨し、自身も昭和36年に医学博士号を取得。「おもしろ おかしく」を社是として、全社一丸となって、ベンチャービジネスのモデルともいえる企業を作りあげた。以後、同社は分析機器のトップメーカーとして、つねに技術開発で業界をリードしている。昭和53年に会長、平成17年に取締役を退任し最高顧問に就任。
現在、全国イノベーション推進機関ネットワーク 会長、京都市ベンチャー企業目利き委員会 委員長などを務め、起業家の育成にも力を注いでいる。
また、平成18年には、分析化学の世界で最も権威ある「ピッツコン・ヘリテージ・アワード」を米国人以外で初めて受賞し、併せて27人目の殿堂入りを果たした。